天空のタワン僧院とアルナーチャル西部

  • 早朝のタワン僧院
    早朝のタワン僧院

アルナーチャル西部はどんなところ?

ヒマラヤ山脈の東端を沿って、東西に細長いアルナーチャル・プラデーシュ州はインドで一番北東に位置する州です。インドで一番人口密度の低い州で、大部分が未開発の森林地帯。外国人だけでは無く、一般のインド人でも許可証が無いと入れない、特別な地域です。

様々な民族や文化が共存するアルナーチャルですが、西部はチベットの文化が強く影響しており、民族衣装に身を包んだモンパ族が多く暮らします。

ブータンとチベットに挟まれ、400年以上前に建てられたタワン僧院はラサのポタラ宮殿の次に大きい世界第二位の規模の仏教僧院とされています。実際、チベットが中国の領土になるまではタワンはラサへ税金を納めていました。

タワンより更に先は現ダライ・ラマ14世が1959年にインドへ逃げてきた道です。チベットのラサは近く、中国との国境付近にある10世紀に建てられたゼミタンには世界三大仏塔の一つ、ゴルサム・チョルテンがあります。

タワンまでは最寄りの空港であるアッサム州のグワハティから専用車で片道3日間の距離となりますが、途中の景色は素晴らしく、平地の熱帯雨林から北東インドでは一番標高の高い車道、セラ峠(標高約4170メートル)を通ります、様々な地形や環境を楽しめます。途中には素朴な村々や景勝ポイントが多く、新しい発見が多くあるルートです。

また、オプショナルとして、顔の刺繍と鼻にピアスを付けたアパタニ族が住む場所で有名なジロの訪問もお薦めです。古来から優れた自然と人類が共存できる持続的な文明が存在する事が特徴で、アパタニの文化全体が世界遺産登録の候補に挙げられています。こちらも最寄りの空港からのアクセスが不便ですが、タワン方面へ向かう途中の分岐点からでしたらまだ比較的容易に訪問できます。

更に日程に余裕がありましたら、同じアルナーチャルでも全く異なる文化圏や地形の東部もお薦めします。

旅の計画

アルナーチャル西部の地図

※参考までに、グワハティ空港(A)からタワン(G)までは約530㎞です。アダバリ紅茶農園(I)からジロ(J)は約260㎞です。

このプランの最寄りの空港はグワハティ(A)です。タワン(G)までは途中2泊する必要があり、タワンの滞在を2泊(最低)としますと最短でもグワハティ到着から6泊は必要です。タワンより先のゴルサム・チョルテンへ行かれる場合は更にもう1泊が必要です。

ジロ(J)に関しては途中アダバリ紅茶農園(I)を拠点として、更に最低3泊は必要です。

ほぼ毎日が長距離移動になり、アルナーチャル内の道路は舗装状況があまり良くないため車に乗っていても体力が必要です。

弊社のツアーはすべて完全オーダーメイド型ですのでお客様のご希望に沿ったプランを作成させて頂きます。

ツアー概算料金

下記モデルプランの周遊ルート、並びにご紹介のホテルクラスでの大まかな概算は以下の通りです:

ご参加人数1名様あたりの料金
1名様1日あたり約40,000円
2名様1日あたり約27,000円
(2名様1部屋ご利用の場合)

<お見積りに含まれるもの>
○専用車
○専属ガイド
○お食事
○入場料
○1日1リットルのペットボトルの飲料水
○宿泊

<お見積りに含まれないもの>
×現地までの航空券(別途ご案内致します)
×現地協力会社への送金手数料(9,000円)
×アルナーチャル・プラデーシュ州入境許可証(お一人様あたり17,000円)
×お飲み物(現地払い)
×チップ(現地払い)  

頻繁的な現地の物価上昇のため料金が変動的である事と、弊社のご旅行はすべてオーダーメイドのため、実際にご希望される時期と日程やルートをお知らせ頂いた上、正確なお見積りをさせて頂きます。

お薦めの訪問時期

ベストシーズンはモンスーンの終わり頃から冬の始まりである9月~11月です。この頃は道中緑が豊かで、滝は水量が多く勢いがあります。リンゴやキウィの収穫時期でもあり、果物が美味しいです。

次のベストシーズンは3月~5月です。この時期は高山植物が咲き始め、ツツジが見頃です。

モンスーンの6月~8月は激しく雨が降り、土砂崩れも頻繁に起こり計画通りにいかない可能性が非常に高いため、お薦めしません。

12月~2月はかなり寒く、標高3,000メートル近いタワンでは気温は氷点下になります。電力事情があまり良くないため、ホテルでは暖房が使用できなくなる場合もあります。また、標高の高い峠では軍による路面の除雪が頻繁に行われて立ち往生する場合があり、計画通りに旅程が進まない可能性があります。

主な見どころ

タワン方面

ナメリ・エコ・キャンプ付近から眺める夕方の田園風景

ナメリ国立公園
地図:B

バルクポンを流れるカメン川と熱帯雨林

バルクポン
地図:B

ボムディラのトゥブチョグ・ギャツェリン・ゴンパのマニ車と子供の僧侶達

ボムディラ
地図:C


ペマリンホテルから眺めるディランの谷と街並み

ディラン
地図:D

牛が歩くのどかなチューグ谷の夏

チューグ谷
地図:D

セラ峠に現れる青く透き通ったセラ湖

セラ峠
地図:E


激しい水しぶきをあげるモンスーン明け時のヌラナン滝

ヌラナン滝
地図:F

タワン僧院の敷地内

タワン
地図:G

スケールの大きいタワン僧院本堂の仏陀の像と繊細な宗教画が描かれた内装

タワン僧院
地図:G


アニ・ゴンパ(尼僧院)の建物前で修業を習う尼僧侶

アニ・ゴンパ(尼僧院)
地図:G

ウルゲリンの建物内に並ぶ白い仏塔

ウルゲリン
地図:G

緑豊かな森林に囲まれたモンパ族の集落

モンパ族の集落
地図:G


ゴルサム・チョルテンにはためくタルチョ(祈祷旗)とストゥーパ

ゴルサム・チョルテン
地図:H

丘の上から眺める緑豊かなサンティ谷の景色

サンティ谷
地図:D

アダバリ紅茶農園内に敷き詰められた茶葉

アダバリ紅茶農園
地図:I


ジロ方面

丘の上から眺めるジロの街並みと滑走路

ジロ
地図:J

アパタニ族の集落にある伝統的な竹の家屋の前で寛ぐ鼻にピアスをした女性

アパタニ族
地図:J

ジロ市場に並ぶ赤色から緑色まで様々な大きさや種類の唐辛子

ジロ市場とアパタニ族の集落
地図:J

アルナーチャル西部旅行の参考日程

タワン方面のプラン(8泊9日;グワハティ空港発~グワハティ空港着)

行程【宿泊地】
1グワハティ空港到着後、専用車にてナメリ国立公園の宿泊施設へ。
【ナメリ国立公園内泊】
2ディランへ向けて移動。途中、アルナーチャル州境の街、バルクポンにて入境手続き。その後、ボムディラにて仏教僧院、トゥブチョグ・ギャツェリン・ゴンパ野菜市場見学。ディラン到着前にディラン・ゾン(砦)見学。
【ディラン泊】
3タワンへ向けて移動。途中、ディラン郊外のチューグ谷にある村を徒歩で散策。専用車に戻り、セラ峠で景色をお楽しみ下さい。印中戦争での英雄、ジャスワント・ガール記念塔を見学。山を下り、迫力のあるヌラナン滝の前を通り、タワンへ。
【タワン泊】
4タワン僧院タワン僧院博物館アニ・ゴンパ(尼僧院)、ウルゲリン見学。
【タワン泊】
5日帰りで最奥の地、ゼミタンへ。途中、モンパ族の集落を訪問し、徒歩で散策。専用車に戻り、ゼミタンに近づくとBTKフォール等滝が多く現れます。ゼミタンではゴルサム・チョルテン見学。
【タワン泊】
6ディランへ戻ります。
【ディラン泊】
7アッサム州のアダバリ紅茶農園へ。
【アダバリ紅茶農園内泊】
8グワハティ空港へ、もしくは②のジロ追加プランへ。

②ジロ追加の日程(+3泊4日;アダバリ紅茶農園発~グワハティ空港着)

行程【宿泊地】
8アダバリ紅茶農園を出発して専用車にてジロへ。到着後、ジロ市場を見学。
【ジロ泊】
9ジロ盆地にあるホン村を始めとする各集落の散策ジロ博物館見学。
【ジロ泊】
10アダバリ紅茶農園へ向けて移動。
【アダバリ紅茶農園内泊】
11専用車にてグワハティ空港へ

現地のお薦めホテル

ナメリ・エコ・キャンプ(ナメリ国立公園)

国立公園の森林の中に位置する、大自然を体験するキャンプ場です。敷地内にはいくつかのテントとコッテージが並びます。テントの内装は至ってシンプルで、ベッド、扇風機、洗面所、バスルームが付いております。バスルームは色々な昆虫も多いですので、あらかじめご了承下さい。※エアコンは完備されておらず、5月から9月は蒸し暑くなります。


ペマリン(ディラン)

ディランの王族が所有していた歴史的建造物をホテルに改造したものです。ディランの谷が見下ろせ、晴れていれば雪を頂いた山々も眺める事ができまる、景色が良い宿です。部屋は広く、とても落ち着いています。


ガキ・カンザン(タワン)

タワンでは老舗のホテルです。こじんまりとしており、お部屋によってはタワン僧院を眺める事もできます。


ワイルドマシール(アダバリ紅茶農園)

今回の旅行の中では一番設備が充実した宿です。イギリス植民地時代から存在する緑豊かで敷地が広いアッダバリ紅茶農園の中にバンガローが建てられており、とても環境が良いです。茶畑を見せて頂く事もできます。また、お食事時には本場のアッサムティーを召し上がれます。


ホームステイ(ジロ)

ジロでは、アパタニ族の家にホームステイします。村の中にあり、田んぼや大自然に囲まれた竹でできた居間で地元の伝統料理をお楽しみ頂けます。一般宅の部屋をお客様用に解放されており、場合によってはバスルームとトイレは2~3部屋共同使用となる場合がございます。ホームステイをご希望ではない場合には、シンプルな設備ではありますがホテルを手配致します。注:写真とは異なる場所の家でホームステイとなる場合があります。

現地の飲食事情に付きまして

基本的に朝食と夕食はご滞在先の宿でお召し上がり頂きます。朝食はオムレツとトーストなどシンプルな洋風か、インド料理でジャガイモ等の野菜が入ったお好み焼きの様なパラーターが一般的です。早朝から移動を開始する場合には、ドライブイン食堂でプーリー(揚げパン)とサブジー(野菜のカレー)等をお召し上がり頂く事もあります。

昼食に関しましては途中のドライブイン食堂へご案内致しますが、アルナーチャルでは掘立小屋みたいな簡素な食堂となる場合があります。地元の方々も多く利用するので衛生状態は悪くありません。もし、苦手な様でしたら、ホテルから手配する弁当箱をご用意させて頂きますが、サンドイッチ程度の軽食となりますので、ドライブインで温かいお食事を召し上がる事をお薦め致します。都合が付きましたら、ホテルや食堂では召し上がれない、伝統的な地元の家庭料理をお楽しみ頂ける機会を設けさせて頂きます。

夕食は、アッサム州でしたらインドカレー、アルナーチャルでしたら中華(焼きそばや炒飯等)をお楽しみ頂けます。

アッサム州では、豊かな食材を生かしたアッサム料理がお勧めです。あまり辛くなく、薄味が多く、さっぱりした料理が多く、川魚のカレーは特に美味しいです。初日と最終日ではドライブイン食堂にてアッサム料理が召し上がれます。

現地のガイド、道路事情とトイレ事情

地元に精通している案内人が必須のため、英語ガイドのみのご案内となります。日本語を話すガイドはデリーから派遣する事が可能ですが、その際、日本語ガイドと現地英語ガイドの2名がご案内させて頂きます。

アッサム州では比較的快適な国道が敷かれていますが、アルナーチャル州は舗装状況は良い所と悪い所に分かれます。大部分はあまり良いとは言えません。凸凹の箇所も多く、車に座っているだけでも疲れる覚悟が必要です。この旅行では四駆をご手配致します。

トイレは2~3時間のドライブの内一度はご案内が可能になり、ドライブインでの和式に似た現地式になります。ティッシュは常備されていないので常に携帯が必要です。

注意事項とお問い合わせ方法

<入境許可証に付きまして>
アルナーチャル・プラデーシュ州を旅行される際には Protected Area Permit と呼ばれる入境許可証が必要になります。これは、アルナーチャル政府に認可された旅行会社のみにて取得が可能であり、弊社で代行手続きをさせて頂きます。取得の際には、弊社までEメールにて、パスポートの表ページのコピーとビザページのコピーを送付頂きます。

<アルナーチャルの宿に付きまして>
一般的にホテルの設備がとても簡素です。停電も頻繁にあり、タワンでは冬などは氷点下10度になる事もありながらも、お部屋はストーブ1台のみとなります。ご了承下さいませ。

<その他注意事項>
山道のため土砂崩れなどが頻繁に起ります。万が一土砂崩れなどが発生され観光に影響が出た場合は、余儀無く予定変更の場合がございます事を予めご了承下さい。

<お問い合わせ方法>
お気軽に ej@h2travels.com までお問い合わせ下さい。その他のお問い合わせ方法はお手数ですが、こちらをご参照下さい(新しいタブに開きます)。

ページトップへ