インドを健康・安全に旅行するために

バンガロールの路上で販売されているココナッツ
バンガロールの路上で販売するココナッツ

治安

日常犯罪
観光客にとってインドは旅行しやすいです。比較的凶悪犯罪は少なく、ガイドとドライバーが付いていれば特に心配する事はありません。都市部の中心部(例:ニューデリーのコンノートプレイス等)では、スリやひったくりに注意が必要です。夜行列車ではスリが発生しやすくなりますので、貴重品カバンは枕元に置いて下さい。観光客にとって一番被害の可能性が高いのは詐欺(騙し)であり、常識に従って「見知らぬ者には付いていかず」を思い出す事が必要です。ヒマラヤ地域や北東インドでは特にこれらの心配はありません。

テロ
インドはテロ事件が時々発生し、稀に観光客が巻き込まれる事は否定できません。こればかりはいつどこで起こるか予測不可能ですが、大抵起こる場所は大都市が多いです。詳しくは、外務省の海外安全ホームページのインド危険情報を参考下さい(新しいタブに開きます)。

ストライキ
地域によっては自治政府運動や政府に反発するためのバンドと呼ばれるストライキが時々発生します。インドのストライキは、基本的に商店がすべて閉まり、地元住民によって道路封鎖をされ、旅行の日程に支障を起こす事があります。カシミールやダージリンでは、この様なストライキが定期的に発生する事があります。

凝視
一般的にインドの人達は珍しい外国人に対して凝視(ガン見)する事が多いです。笑顔が無く、厳しい表情で見つめる事が多々ありますが、決して敵意がある訳では無いのでご安心下さい(こちらから笑顔を返したり手を振れば大抵向こう側も同様に対応してくれます)。

女性旅行者

残念ながらメディアによりインドは女性に対して軽蔑するような報道がされる事がありますが、政界や民間企業では多くの女性が社会進出しています。一口にインドと言っても様々な地域によって価値観が異なり、特に保守的なのは北部インドの平野部です(デリーやバラナシ、仏教遺跡地域等)。

一般的に都市部の一部を除き、インドの女性はあまり肌の露出した服装、体のラインを強調した服装は着ません。地方では保守的な服装(伝統的な民族衣装)が好まれます。

残念ながらインドでは、マナー等の教育を受けていない方も多々おり、刺激的な服装は、痴漢やその他のトラブルを呼び寄せる可能性が大変高くなります。腕や足が隠れるゆったりとした服装をお心掛け下さい。スカートでは無く、できるだけ長ズボンを履かれる事をお薦めします。

なお、グルドワーラー(シーク教寺院)やモスクに入場する場合には、スカーフ等で頭を隠す必要があります。どの宗教施設でも肌の露出の高い服装では入場ができません。

インドの女性は一人歩きの習慣はあまり無く、外出の際には女性だけのグループや男の兄弟、親族、親などと一緒に外出します。その為、外国人の女性が一人で出歩いていますと目立ちますので、二人以上のグループでご旅行されました方が安心かと思います。

基本インドではホスピタリティー精神あふれる親切な方が多いので、過度に緊張する必要はありませんが、常識範囲内で行動されていれば問題はありません。

衛生面

経済発展に伴いインドの衛生状況は大分改善されており、都市部では一般市民もかなり気を使います。ただし、多くの旅行者はインドを訪問の際、腹を下す事がありますが、これは衛生面よりも普段の生活で慣れないスパイスが多く使用された料理を食べる事も大きな原因だと考えられます。


旅行者が一番衛生面で気にしなければなりません。水道水はそのままでは飲めず、一般のインド人も必ず濾過するか沸騰して飲みます。旅行者はできるだけ、どこでも手に入るペットボトルの水を購入してお飲み下さい。ペットボトルの水は種類が多く、一般なのは浄水した水を詰めたもの(安全です)、そして料金が高いのがヒマラヤの麓等で製造されているミネラルウォーターです。ペットボトルの水はどれだけ地方へ行っても必ず手に入ります。ホテルでも、通常はペットボトルの水が置いてあり、足りなければ追加で頼む事ができます。

生野菜
5つ星ホテルでは、生野菜専用のクリーナーで一度殺菌されている事が多く、基本的に安全です。インドでは生野菜を食べる概念があまりなく、皮が付いているものに限り、剥いで食べる事はあります。インドで定番の「サラダ」の具材はキュウリ、トマト、大根、玉ねぎです。

大衆食堂や露店のチャイ
地方の旅行では、地元の大衆食堂へご案内する事があります。基本的に繁盛している食堂では、熱を通している食事に関しては問題がありません。一番美味しいチャイは露店で飲むものであり、こちらも火を通しているもので安全です。

大気汚染

近年、インドの都市部及び北部のヒンドゥスターン平野では大気汚染が深刻になってきています。これらの大きな要因は農家による野焼きで、特に10月~12月頃は都市部に関わらず地域全体が煙っぽい匂いに包まれる事があります。この時期のPM2.5の数値は危険レベルに達し、PM2.5に対応したマスクをしないとかなり喉に違和感を感じさせられる事があるかもしれません。

モンスーン(雨季)はPM2.5の数値も低く大気は概ね綺麗ですが、それ以外の時期は乾燥もしているので、のど飴など喉を潤う対策が必要になる事があります。

高山病(低酸素障害)

高山病は通常、標高3,000m以上の場所で発生しやすくなっております。主な症状としましては頭痛や嘔吐、めまい、人によっては精神錯乱などが起きる場合があります。

車で陸路を移動し、徐々に高度を上げていく場合ですと、高度順応しやすく、高山病の心配は低くなります。

しかしながら、平地から急激に標高の高い地域へ空路で移動された場合は、注意が必要です。特に、標高約200mのデリーから、標高3,500mもあるラダックのレーまで飛行機で移動する際には、すぐに身体が高度順応に対応できないため、高山病になる可能性が大変高くなります。

空路で到着の際、飛行機を降りて6時間ぐらい経過した後に症状が出やすくなると言われております。そのため、この場合は最低24時間は高度順応に必要だと言われております。

症状は年齢や体調などによって変わる事がありますので、以前大丈夫だったからと言って、油断は禁物です。過労や飲酒も高山病のリスクを高めるため、ご旅行日の前から体調管理にお心がけする事が必須です。

到着後、高所では睡眠剤、風邪薬はお控え下さい。風邪薬などは呼吸数を和らげてしまい(=回数が減る)、体内酸素が少なってしまうためです。

※ラダックのレーは標高が高いだけではなく、樹木がほとんど育たない砂漠型気候となっておりますので、更に酸素が薄くなります。

高山病には、予防薬がありますが、医療従事者の指示によっての服用となります。日本では処方箋薬で、医療法により病院医師から推薦される事が必要です。

高度順応の基本は:

1. 栄養補給
2. 水分補給
3. 深呼吸
4. ゆっくり行動


です。

高山病は命に関わる場合もありますので、弊社では、飛行機でラダックに到着後2日間はゆったりとしたスケジュールとさせて頂いております。初日は無理をせず、必ずホテルでごゆっくりお寛ぎ下さい。また、喉が乾いていなくても水分を十分補給するように心がけて下さいませ。

弊社のラダック・ツアーに参加されますお客様の半数程度の方は何かしらの高山病の症状が現れております。標高の高い地域へご旅行されます際には、くれぐれも油断されません様お願い致します。

写真撮影

テロ対策に厳しいインドでは、写真撮影に敏感です。軍事施設、一部の空港、ダムなどは外からの撮影でも禁止されています。これらの施設で写真撮影をご希望の際には、職員に一度お聞きした方が良いです。

特定の人物を写すときは、一言断ってからシャッターを押した方が無難です。

観光地などへ行くと自分から撮ってくれ!という人も多くいます。一枚シャッターを押してあげると喜びますが、その後この写真を送ってくれとは言わないのが不思議なところです。

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