インド最北の高地と大自然~ラダックとヌブラ谷

  • レー郊外を流れるインダス川
    レー郊外を流れるインダス川

ラダックとヌブラ谷はどんな所?

ジャンムー・カシミールの一地方であるラダックはチベットの文化圏。標高は殆どが3,000mを超える高地です。西や南からやってくる雨雲はすべてヒマラヤ山脈を越えられないため、年間降水量は少なく、草木は殆ど育たない過酷な環境です。冬は氷点下30℃以下になる場所もあり、その中に昔ながら暮らすのは仏教への信仰が熱いラダックの人々。どんなに僻地に行っても、ゴンパ(僧院)は立派です。その過酷な環境が生み出す大自然の美しさはまるで地球上では無い様な景色を生み出します。

ヌブラ谷はラダックより更に山脈を超えて北にある、カラコルム山脈の間に挟まれた、シャヨーク川とヌブラ川が流れる谷間が開けた地域です。ラダックより更に乾燥し、風景は壮大でそこには珍しい高原の砂丘が広がります。シャヨークの谷を奥深く行くと、そこはインド最北の村です。

旅の計画

ラダックとヌブラ谷の地図
地図①:ラダック全般の周遊ルート

※参考までに、レー(A)からパンゴン・ツォ(C)、ニョマ(D)、ツォ・モリリ(E)、ツォ・カル(F)は約600㎞です。

ラダックとヌブラへ拠点となる空港はレーです。デリーから午前中のみ各航空会社が毎日数便運航しています。

ラダックは大変広いです。主要ポイントをすべて一度に周ろうとしますとかなりの日数を要しますので、ここでは大きく2つのプランに分けます。

①ラダック三大湖を制覇するプラン:レーでまずは高度順応をしてから、パンゴン・ツォ(C)、ツォ・モリリ(E)、そしてツォ・カル(F)の3つの湖を訪れます。このプランは、2019年に新たに旅行者の入境が許されたチュシュールを通る事によってパンゴン・ツォとツォ・モリリが1日で訪問ができる様になりました。ご希望によっては、ニョマ(D)から更に南下して中国との暫定国境線付近にあるハンレまで行く事ができます。こちらも、新たに入境が許される様になった地域です。ここにはインド国立天文台があります。

①のオプショナルとして、レーからインダス川の下流に沿ってラダックで最も壁画が美しいと言われているゴンパがあるアルチと、「月面世界」と呼ばれるラマユルを追加します。4月の杏の花が開花する頃は、辺り一面ピンクになり、その時期に限りラダックで最も美しい場所です。

②ヌブラ谷プラン:砂丘があるフンダールや絶景が見渡せるディスキット・ゴンパ、そしてインド最北の村、トゥルトクへご案内致します。

ラダックへは、陸路で訪問する事も可能です。その際、西のカシミールか、南のヒマーチャル・プラデーシュからドライブする方法がありますが、その中でも特に絶景のマナリ(ヒマーチャル方面)から2日間かけてヒマラヤを超えるプランをご案内致します。途中、標高5,000mの峠を2つ超え、この世とは思えない絶景をお楽しみ頂けます。反対のルートも可能です。その際、桃源郷キノールと1000年以上前の僧院残るスピティのプランと組み合わせる事が可能です。

弊社では、レーに飛行機にて到着された場合には最低2泊は高度順応をして頂きます。どのお客様でも、初日は観光無し、2日目にレーとその周辺の観光のみをご案内させて頂きます。もしマナリやスリナガルから陸路で到着された際には高度順応の必要はありません。

ラダックではゴンパ(僧院)が多く、主な見どころはゴンパに集中する事もあります。各ゴンパは立派ですが、日程に多く含めると飽きやすくなるため、数多いゴンパの中でも見ごたえがあるお薦めを厳選しご案内致します。

地方はあまり設備の整った宿はありませんが、お客様が快適に過ごせる様にその地で一番充実した宿を厳選しご案内しております。

プラン①、②とも、中国やパキスタンとの暫定国境に近いため、すべての旅行者はレーでインナー・ライン・パーミットと呼ばれる入域許可証を取得しなければなりません。弊社で代行してお手続き致しますが、レーにてご到着日に現地の係員がパスポートをお預かり致します。ご参考までに、公用・外交旅券保持者は許可が下りません。

お薦めの訪問時期

ベストシーズンは5月~10月です。ただし、5月~6月はインドの学校の夏休みと重なるため、かなり多くのインド人観光客で賑わい、観光地への道は渋滞する事もあります。そのため、7月~10月が観光客の数も落ち着き、お薦めです。

次のベストシーズンは杏の花が咲く4月です。毎年若干開花の日が異なりますが、4月中旬~下旬が見頃です。ただし、この時期はまだパンゴン・ツォやツォ・モリリは凍っており、宿泊施設も営業していないので湖観光にはあまり適していません。

11月~3月はレー市内を含めて多くの宿が営業を停止します。観光客をあまり見かけなく、現地の本当の良さを実感するため真冬の訪問を好まれる旅行者もいらっしゃいますが、レーでも最低気温は氷点下20℃まで下がる事があるのでかなり寒さの覚悟が必要になります。また、この時期レー周辺の5,000mを超える峠は積雪により閉鎖される事が多々あります。

主な見どころ

ラダック三大湖周遊ルート

旧レー王宮から眺める青空のレーと山脈

レー
地図①:A

ラダックの中心となる行政都市です。人口は30,000前後ですが、観光シーズンには世界各地から観光客が集まりかなり賑わいます。標高が約3,500mあり、デリーの様な平地から到着すると高山病になりやすいため、到着後は2日間レーの周辺観光のみの安静したプランとさせて頂いております。ラダック各地へ訪問される際の重要な拠点です。

レーのバザールでドライフルーツやナッツを売るボロクパ族の女性

レーのバザール
地図①:A

ラダック最大の商店街となっており、商店の他レストラン、カフェや、お土産物屋が並びます。ドライフルーツを売る「純粋アーリヤ人」の伝説で知られるダー村から来たブロクパ族の商人や、スカーフをした彫の深い顔立ちのバルティスタン系の人々など、ラダック各地から集まった様々な顔立ちの民族を見かけます。

麓から見上げる旧レー王宮

旧レー王宮
地図①:A

17世紀初頭にセンゲ・ナムギャル王により建てられ、チベットのシガツェにあるゾン(砦)に似ていると言われています。ヒマラヤの高地にある数少ない大型の建造物の一つで、9階建てです。1834年にはゾラワル・スィン率いる軍隊により破壊されたため廃墟となり、王族はストック王宮に移りました。


山頂にあるツェモ・ゴンパとレーの街

ツェモ・ゴンパ
地図①:A

旧レー王宮の端、ナムギャル・ツェモにある赤い建物のツェモ・ゴンパ。その隣にはレーで最初に建てられた砦の遺跡があります。ゴンパ内部には2階建て程の大きさの弥勒菩薩があります。ツェモ・ゴンパは、レー市内どこからでも見上げる事ができ、勝利の山とも呼ばれています。ゴンパから、レーの景色が見渡せます。

中庭から眺めるストック宮殿の建物

ストック宮殿
地図①:A郊外

14世紀に建てられた宮殿兼ゴンパです。1834年にレー王宮が破壊されたため、レーの王族がここに逃れました。部屋が77室あり、現在も旧王族が暮らしています。一部博物館として開放されており、興味深い写真や置物が数多く展示されています。戦場からのメリークリスマスの作曲家、坂本龍一氏の写真も飾られています。

ピラミッド型の様に建てられているティクセ・ゴンパと青空

ティクセ・ゴンパ
地図①:A郊外

丘に上にピラミッド型の様に建てられ、ラダックで最も魅力的だとされているゴンパです。1480年頃にパルデン・ザンポにより建てられました。僧院には10の寺院があり、そのうちの一つであるチャムカンには高さ12mの弥勒菩薩がいます。ゴンパの美しさだけでは無く、ここから見渡せるインダス川の谷間の荒野が見渡せ、景色も抜群です。


入口付近から眺めるヘミス・ゴンパの外観

ヘミス・ゴンパ
地図①:B

レーから約45㎞南下した場所にある、ラダック最大のゴンパです。元々11世紀から存在するゴンパでしたが、1972年に当時のラダックの王、センゲ・ナムギャルによって改築されました。本堂以外に、博物館も併設されています。

一面雪景色の4月のチャン・ラ

チャン・ラ
地図①:B付近

標高約5,360mに位置し、夏でも雪が残っている世界で最も標高の高い車道の一つです。峠にはインド軍の基地と茶店があります。峠を越えると、チベットへ続くチャンタン高原となり、殆どが標高4,000m以上の高地となります。

渡り鳥が舞う夏の青く輝くパンゴン・ツォ

パンゴン・ツォ
地図①:C

標高約4,250mの高地に位置する湖です。全長は130㎞あり、その60%は中国の実効支配地域に属します。荒野に突如現れる青く輝くこの湖は、そのコントラストに観光客を圧倒させるでしょう。周辺は野生保護区ともなっており、様々な野鳥、マーモットやキャン(野ロバ)などを観察する事ができます。


ニョマ・ゴンパから眺めるニョマの村の風景とインダス川

ニョマ
地図①:D

標高約4,200mに位置する村です。人口は1,000程。2010年まで外国人には解放されていない、未知の村でした。パンゴン・ツォからニョマまでの道は2019年に初めて外国人が入域を許される様になり、中国との暫定国境付近を平行して走ります。ニョマ・ゴンパからはインダス川の雄大な景色と谷を眺められます。

まだ凍っている4月のツォ・モリリと雪山

ツォ・モリリ
地図①:E

標高約4,500mの高地に位置する湖です。パンゴン・ツォが細長い形を湖をしているのに対し、ツォ・モリリは長方形の様な形をしており、前者より更に標高が高いです。湖畔からはラダックで最も高いルン・シェール・カングリ山が聳え立ちます。晴れていれば青く輝きます。

コルゾック・ゴンパから眺めるコルゾックの村の風景とツォ・モリリ

コルゾック
地図①:E

人口約500の小さな村ですが、ツォ・モリリ湖畔の唯一の集落です。この村に、キャンプ場やゲストハウスが並びます。車で訪れられるのはこの村までです。村の小高い丘には1636年に建てられたコルゾック・ゴンパがあり、屋上からはツォ・モリリのパノラマが見渡せます。


沸き上がるプガ温泉の周りを雪が囲む大自然のアート

プガ
地図①:EとFの中間地点

ヌブラ谷にあるパナミック、インダス川沿いのチュマタンに続く、ラダックにある三大温泉地のひとつです。しかし、プガ周辺には村は無く、道路沿いにいくつか穴があり、そこから温泉が湧き出ています。硫黄の煙で辺りが白くなっているのが確認できます。周辺は湿地帯となっており、夏には野生のオグロヅル(鶴)やキャン(野ロバ)が観察できます。

4月のツォ・カル全景とヒマラヤ山脈

ツォ・カル
地図①:F

ツォ・モリリとほぼ同じ標高に位置する、塩湖です。こちらは塩が結晶しているのが観察でき、これを求めて様々な野鳥や野生動物が姿を現します。湖自体はあまり広くないものの、周辺が湿地帯となっており、とても広大な湖の様な錯覚をさせられます。湖畔にはトゥクジェ村があり、ここにもコルゾック村と同様に厳しい環境の中で生きる人々が生活しています。

タグラン・ラから眺めるラダック側の景色

タグラン・ラ
地図①:F付近

標高約5,250mある峠です。ツォ・カルを離れてマナリ・レー道路に合流し、しばらくモリー平野と呼ばれる高山の平原を走ります。峠を抜けると道路は蛇行し、いっきに谷間へ向けて降下します。冬は積雪のため封鎖されている事があります。


インダス川下流地域

パタール・サーヒブ・グルドワーラーの入口とグル・ナーナクの肖像画

パタール・サーヒブ・グルドワーラー
地図①:A郊外

ラダックでは珍しい、シーク教の聖地であり、寺院でもあります。シーク教徒は男性はターバンを巻いた人達として日本では有名です。国道沿いにあり、本堂では温かいスイーツを祝福としてもらえます。開祖グル・ナーナクはカイラス山へ巡礼途中にこの場所でこの地を荒らしていた悪魔と遭遇し、悪魔は開祖を殺そうとしましたが彼の神聖さに圧倒され、人のために尽くす事を誓いました。

国道から眺めるインダス川とザンスカール川が合流し、色が異なるのを確認できるビューポイント

サンガム
地図①:A郊外

レーから車で西へ約1時間、幹線道路沿いにレーから流れてきたインダス川と、奥から流れるザンスカール川の合流点に差し掛かります。両方の川は色が異なり、ザンスカール川はエメラルド・グリーンの色を輝かせています(夏季になりますと両方とも土砂を含め濁りますが)。このザンスカール川は冬季に凍結し、氷の上を歩いてザンスカールまで行くチャドル・トレックが有名です。

泥の城の様なバスゴー・ゴンパと雪山のバックグラウンド

バスゴー・ゴンパ
地図①:AとIの中間地点

幹線道路沿いに現れる粘土でできた城の様なゴンパです。1680年に建てられとされ、ここは一時期ラダックの政治と文化の中心地でもありました。今でも崩れ落ちそうですが、内部は弥勒菩薩の像が建てられています。丘の上に位置し、今にも崩れ落ちそうですが昔ながらの雰囲気が残されているためか、数々のボリウッド映画のロケ地として利用されています。


リキール・ゴンパの本堂から眺める外壁の内側とヒマラヤ山脈

リキール・ゴンパ
地図①:AとIの中間地点

幹線道路から少し奥まった所にあるこのゴンパは11世紀に建てられたと言われており、15世紀にゲルク派のゴンパとなりました。このゴンパの必見は23mある弥勒菩薩像です。18世紀に火事で焼けてしまい建て直されましたが、それでも古き良さが残されています。博物館も隣接されており、昔使われていたタンカ(宗教画)などが展示されています。

杏の花が咲くアルチ・ゴンパ付近のマニ車

アルチ
地図①:I

杏の里として知られ、4月は辺り一面に杏の花が咲きます。ここにはカシミール風の美術スタイルで造られたアルチ・ゴンパがあり、その建築は他のラダックのゴンパとはかなり異なります。ラダックがチベットでは無くまだインド美術スタイルの影響を受けていた12世紀に建てられました。ラダックの中のゴンパの中で最も素晴らしいと言われている壁画が自慢です。

岩山にへばりつく様に建てられているラマユルの村の景色とラマユル・ゴンパ

ラマユル
地図①:J

ラマユル周辺はムーンランド、即ち月面世界と呼ばれ、その名の通り国道からクレーターの様な箇所があり、月の表面を思い浮かばせます。ラマユル・ゴンパは、何もないごつごつとした岩山に聳え立ち、11世紀から12世紀の間にアルチ・スタイルで建てられているディクン派のゴンパです。


ヌブラ谷

一面雪景色のカルドゥン・ラから眺めるレー側の景色

カルドゥン・ラ
地図①:A郊外

インド政府の公式では標高5,602mとして世界一高い車道の峠と言われていますが、実際は5,359mだとされています。どちらにしろ、標高がとても高い事は確かです。晴れている日にはレーの市街とレー周辺で一番標高の高いストック・カングリ山が見渡せます。1年のほとんどが雪に覆われた極寒の場所です。山頂にはインド軍の基地と茶店があります。

エメラルドグリーンに輝くシャヨーク川と谷

シャヨーク川
地図①:G付近~H間

ヌブラのシャヨーク谷を流れるこのシャヨーク川は乾ききったこの地で生命をもたらす源となります。夏の期間は土砂を含むため茶色に濁りますが、それ以外は青く光る美しい清流です。この川はディスキット付近で北から流れるヌブラ川と合流し、水量を増やしてトゥルトク、更にはパキスタン領内に入ります。

ディスキット・ゴンパ
地図①:G付近

ティクセ・ゴンパの分院となっており、1420年に建てられたゲルク派の僧院です。ラダックでも最も険しい地形に建てられたゴンパの一つで、断崖絶壁の岩山の頂上に建てられております。ゴンパから眺めるヌブラの景観は壮絶です。フンダール方面を見ますと砂丘も眺められます。夏は一帯が緑豊かになり、いかにヌブラがオアシスであるかが分かります。


フンダールでフタコブラクダに乗る観光客

フンダール
地図①:G

ヌブラ最大の集落、ディスキットから約7㎞西に位置する小さな村です。ホテルやゲストハウスが多く、この村から珍しいフタコブラクダに乗る事や砂丘の上を歩くことができます。標高3,000mの高地にある砂丘の砂漠も世界で類を見ない珍しい地形です。

フンダール・ゴンパ付近から眺めるヌブラ谷

フンダール・ゴンパと砦
地図①:G

小さなゴンパですが、昔ながらの風情を残し、落ち着いています。ゴンパの反対側から丘を徒歩で登った場所に位置するのは、砦の跡です。ここから谷の景色を見渡す事ができます。

杏子の花が満開のトゥルトク村の風景

トゥルトク村
地図①:H

標高約2,800mに位置する、ヌブラでは最も標高の低い場所でもあります。4月下旬には杏の花が満開に咲き、夏は一面緑豊かな地になり、素朴なまるで童話に出てくる様な村です。2010年までは観光客の立ち入りを禁止しておりました。パキスタンとの領域までわずか10キロたらずです。


特集①:マナリ・レー・ハイウェイを横断して陸路でラダックへ!

レー・マナリルートの地図
地図②:マナリ⇔レー絶景ルート

ヒマーチャル・プラデーシュ州のマナリ(A)から、480㎞ヒマラヤの中を走行し、レー(J)まで行く究極のルートです。途中、ダルチャ(BとCの中間地点)からルムツェ(I)の約250㎞は一切定住集落がありません。辛うじて、ジンジンバル(C)とパン(G)にテントの茶店や売店がある程度です。

途中、標高4,800m以上の峠を3つ超えます:バララチャ・ラ(D)、ナキー・ラ(F)、そしてタグラン・ラ(H)です。

そして、道中キーロン(標高約3,100m;B)、ジスパ(標高約3,300m)、もしくはサルチュ(標高約4,300;E)のいずれかで1泊が必要です。

2019年中にマナリのすぐ北側に位置するロータン峠の下にトンネルが開通する予定であり、これによって距離が70㎞程、そして2時間程時間が短縮できるようになります。

このルートは6月~10月のみ全区間で通行が可能です。

逆ルートも可能ですが、マナリから行かれた方が感動が大きいでしょう。


特集②:チャンタン高原で野生動物や鳥類を観察

チャンタン高原はラダック東部の三大湖がある地帯で、平均の標高は4,000m以上と高地です。過酷な環境でありながらも、この地域は様々な野生動物や野鳥を観察する事ができます。これらは、移動中の車からも比較的見かけやすいです。


特集③:インド最北のトゥルトク村を散策

大阪とほぼ同じ緯度に位置するトゥルトク村。杏の産地でもあり、4月にはピンク色をした杏の花が満開になります。ここはインドで唯一のバルティスタンと呼ばれる地域であり、その殆どはパキスタンに属します。1971年の印パ戦争の際、インド側がパキスタン側から領土を取得しました。住民はラダック人とは異なりイスラム教を信仰します。住民は地元のバルティ語の他、ラダック語、ウルドゥー語、場合によっては英語も話せます。

古い石畳の建物が並び、木造のモスクや迷路の様な村内は散策するのにとても面白い場所です。住民も素朴でフレンドリー。現在ではゲストハウスも多く集まります。晴れている日には、世界で二番目に高いK2山をひょこっと眺める事ができます。

ラダックとヌブラ谷の参考日程

①ラダックの三大湖制覇プラン(5泊6日;レー空港発~レー空港着)

行程【宿泊地】
1午前:レー空港到着。高度順応のためホテルでご休憩。ご自身にて、徒歩でバザール散策が可能です。
【レー泊】
2レーと周辺の観光:旧レー王宮ツェモ・ゴンパティクセ・ゴンパ見学。その後、高度順応のためホテルでご休憩。
【レー泊】
3パンゴン・ツォへ向けて移動。途中、ヘミス・ゴンパを見学し、チャン・ラを経由。到着後、湖畔でお寛ぎ下さい。
【パンゴン・ツォ湖畔泊】
4早朝、パンゴン・ツォ沿いを走り、チュシュール経由でニョマへ。ニョマ・ゴンパ見学後、目的地ツォ・モリリの湖畔へ。
【ツォ・モリリ湖畔泊】
5コルゾック・ゴンパを見学後、プガの温泉地帯を走り、ツォ・カルへ。その後、タグラン・ラ経由でレーまで。
【レー泊】
6レー空港へご案内、もしくは、インダス川下流地域かヌブラ谷へご案内。

②上記①のオプショナル:インダス川下流地域プラン(日帰り;レーのホテル発~レーのホテル着)

行程【宿泊地】
1レーから西へ向けて移動。パタール・サーヒブ・グルドワーラーサンガムバスゴー・ゴンパリキール・ゴンパアルチ・ゴンパラマユル・ゴンパを訪問。夜、レーに戻ります。

③ヌブラ谷プラン(2泊3日;レーのホテル発~レーのホテル着)

行程【宿泊地】
1レーから北へ向けて移動。カルドゥン・ラを経由し、ディスキット・ゴンパを見学。その後、フンダールで、フタコブラクダに乗る体験。
【フンダール泊】
※ご希望であれば簡素な宿になりますがトゥルトク村のゲストハウスに滞在する事も可能です。
2更に北西へ移動し、インド最北の村トゥルトクへ。村散策後、フンダールへ。途中、フンダール・ゴンパを見学。
【フンダール泊】
※ご希望であれば簡素な宿になりますがトゥルトク村のゲストハウスに滞在する事も可能です。
3レーへ向けて移動。

お薦めのホテル

ラダック・レジデンシー(レー)
☆☆☆

レーでは比較的設備の整ったホテルです。市内中心部のバザールまでは徒歩約15分と便利な立地にあり、客室からレーの市街が見渡せます。オイルヒーターで寒い日でも部屋は暖かいです。一部バルコニー付きの部屋からはレー周辺で一番高いストック・カングリ山が見えます。


キャンプ・レッドスタート(パンゴン・ツォ湖畔)
☆☆☆

パンゴン・ツォ湖畔では最も設備の整った宿です。客室は全10室ですべてテント型になっています。各テントには簡素なバスルームもあり、洋式トイレと蛇口が完備されています。夕焼け、朝日、そして満天の星空をお楽しみ下さい。


ツォ・モリリ・キャンプ・アンド・リゾート(ツォ・モリリ湖畔)

ツォ・モリリ湖畔では一番設備の整った宿です。ロッジに5部屋、その他テントが15室になります。すべてバスルーム付きです。


カルマ・イン(フンダール)
☆☆☆

フンダールで一番設備が整った宿です。お部屋は広く、客室からヌブラ谷が見渡せます。バスルームではお湯も利用でき、ホットシャワーを浴びる事ができます。


マハ・ゲストハウス(トゥルトク村)

この地域が外国人に開放され、村の中で最も早くオープンした宿です。のどかな生活感たっぷりある村の中にあり、眺めも良し。

現地の飲食事情

朝食と夕食はご宿泊先での提供となります。一般的に朝食はトーストとオムレツなどの卵料理が主流で、場合によってはインド風のプーリー(揚げパン)とサブジー(野菜カレー)も提供されます。レーのホテルではビュッフェ形式が一般的で、インド風とインド風中華(焼きそばや炒飯等)、そして洋風(パスタ等)です。地方の宿ではオプションが少なくなりますが基本的に同様の食事が提供されます。

インド人旅行者はベジタリアンが多いため、レー以外の宿では卵や肉類を使用した料理を提供しない場合があります。

昼食は移動中で召し上がれる場合が多いため、簡素な食堂にお立ち寄りする事が多いです。その際、一般的なのはカレー味の汁なしインスタントヌードル(マギー)、トゥクパ(あっさりした汁うどん)、チョーミン(焼きそば)、フライドライス(炒飯)、そしてモモ(蒸し餃子)です。モモの中身は、野菜のみかチキン、マトンである事が多いです。トゥクパは野菜もしくは鶏肉の出汁が効いてあり、寒い高地では体がとても暖まります。

飲み物はレーでは酒が手に入りますが、高地ですぐに酔い易く、更には高山病の症状を悪化させてしまう、もしくはかかりやすくなるのでお薦めしません。ペットボトルの水やジュース類、ポテトチップスやクッキー等のスナック類は基本どの村でも手に入ります。

ガイド、道路とトイレ事情

現地では英語ガイドのみのご案内となります。日本語ガイドをご希望される際には、デリーから派遣する事が可能ですが、有事の時のためできるだけ現地に慣れている地元のガイドの方が例え言葉が通じにくくてもお薦めします。

道路状況はレーとその周辺の幹線道路(アルチ、ラマユル、ヘミス等)を除くと舗装状態が悪い箇所が多く、揺れが激しい場合があります。特にツォ・モリリやツォ・カル周辺は舗装されていなく、砂利の上を走る様な感じになります。日程がタイトな三大湖訪問ツアーは、高山病に増して揺れによる疲労も出てくる可能性が高いため覚悟が必要です。

トイレに関しては、幹線道路沿いには大衆食堂の様なドライブインがあり、和式に似たインド式トイレがありますが、湖周辺では一切公共トイレはありません。あったとしても、ラダック式で土壁に穴が掘られただけの場所に用を足すような形となり、女性の方はかなり躊躇する可能性があります。その他は青空トイレになります。

注意事項とお問い合わせ方法

<料金に付きまして>
頻繁的な現地の物価上昇のため料金が変動的である事と、弊社のご旅行はすべてオーダーメイドのため、実際にご希望される時期と日程やルートをお知らせ頂いた上、お見積りをさせて頂きます。

<お問い合わせ方法>
お気軽に ej@h2travels.com までお問い合わせ下さい。その他のお問い合わせ方法はお手数ですが、こちらをご参照下さい(新しいタブに開きます)。

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