南部アフリカ一般旅行情報

ビザ・出入国関連
現時点(2019年6月現在)、日本国籍保持者による短期観光旅行の際、ビザの状況は以下の通りとなっています。
国名 | 要ビザ | 国境・空港取得 | ビザ費用(現地取得) |
南アフリカ共和国 | × | ||
ナミビア | × | ||
ボツワナ | × | ||
ジンバブエ | ○ | ○ | USD 30 |
ザンビア | ○ | ○ | USD 20 |
スワジランド | × | ||
レソト | × |
その他、ジンバブエとザンビア共通のカザ・ユニビザ(Kaza Uni Visa)が現地にて取得が可能であり、期間内なら両国の行き来が何度でも自由です。ビザ費用はUSD 50。
ただし、一度でもジンバブエ・ザンビアから第三国へ渡航し、また戻る場合は期間内であっても再度申請をし直す必要があります(例:ボツワナ)。
その他アフリカの黄熱病汚染国を旅行された後に南部アフリカ諸国へ入国の際、黄熱病予防接種の証明であるイエローカード(Yellow Fever Vaccination Card)を提示する必要があります。また、ケニアやエチオピア等でトランジットの理由で12時間を超えた際には、南アフリカ共和国入国の際には規定上は必要になります。
両替やATM関連
基本的にジンバブエを除くどの国際空港でも両替所及びATMが設置されています。南アフリカ共和国及びナミビアではどの商店でも基本的にクレジットカードが使用でき、できれば両替所では必ず必要とする小額紙幣(ZAR 10、ZAR 20札等)を多く貰うようにするのがお勧めです。ナミビアでは、南アフリカランド(ZAR)が併用できますが、南アフリカではナミビアドル(NAD)が使用できません。両通貨の為替は一対一です。
ボツワナ、ザンビア、ジンバブエもクレジットカード決済が普及していますが、小さな商店では使用できない場合があります。また、カード決済の機械が故障等の理由により、現金を多少持っていた方が安心です(特に少額のアメリカドル紙幣)。ジンバブエでは2009年の自国通貨のハイパーインフレ後、アメリカドルが主流通貨となっています。
便利な持ち物
マニーベルト:パスポート、緊急用のクレジットカード、現金等を服の下に巻けるものがお勧めです。
日焼け止めクリーム・リップバーム:南部アフリカの日差しは強烈です。
虫よけスプレー:サファリロッジ等で必要です。場所によってはマラリア予防としても最適ですが、通常ロッジのアメニティーとしても常備されています。
南アフリカ共和国を始め、ナミビア、ボツワナ、ザンビアには大型のスーパーがあり、万が一の時は日常雑貨や予防薬等は手に入ります。
ホテルの設備
4つ星ホテル以上では、シャワーブースとバスタブが別になっているバスルームが多く、場合によっては洗面台が2台並びます。
アメニティーに関してはエコ意識が高く、石鹸、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー以外は例え5つ星ホテルでも歯ブラシや髭剃りセットは基本常備していません。これらは必ず持参される事をお勧めします。
サファリロッジは野外の自然を楽しむものであり、ダイニングは基本屋外である事が多いです。そのため、蚊が多い場合があります。
2017年~18年にかけて水不足が深刻だったケープタウンはその経験を活かし、節水への協力をホテルのお客様にも求めております。そのため、バスタブはあっても栓が無く、湯に浸かりたい場合にはハウスキーピングにバスタブの栓を注文する必要があり、問題無く引き受けてくれます。
18歳未満のお子様連れで南アフリカ共和国に入国する場合
南アフリカ共和国では、すべての18歳未満の入国者へ対し、書類が必要になります。
詳しくは、南アフリカ政府観光局のページをご参照下さい。
>18歳未満の子供の南アフリカ入出国に際する必要書類について(新しいタブに開きます)
ケープタウンの水不足に付いて
人口増加と干ばつによって2017年~2018年にかけてケープタウンでは大規模の水不足に見舞われ、貯水ダムはかなりレベルが低くなり、市民は余儀なく極度の節水を命じられました。
幸い、市民の協力によって水不足は解消され、2018年後半は雨も多かったため貯水ダムの水も以前のレベルに戻りました。ただし、水不足が起こった時の対策によって様々なインフラ改善がされ、公衆トイレの手洗いでは噴霧が出る様になったり、ホテルではバスタブの栓が抜かれるなどされています(ハウスキーピングに頼めば持ってきてくれます)。
観光収入に頼るケープタウンでは観光客は自由にバスタブに湯を浸しても問題ないとの解釈ですが、できれば現地の状況を意識されながら、そして雨の少ないケープタウンではまたいつ水不足に悩まされるか分からない状況を考えて頂ければ幸いです(例えば、バスタブに浸かるのを一日二回では無く、一回にする、等)。